研ぎ

研ぎって・・・

みなさん、こんにちは。

先日、縁あって佐渡に営業に回ってきました。

佐渡の理美容師さんたちに当店シザーのご紹介をしたり、当店研ぎサービスについてお話しする事ができて大変充実した2日間を過ごすことが出来ました。

シザー購入に関して驚いた点

①ネットでご購入される方が多い事。(やはり値段相応の品質が多い・・・。)

触点がガタガタ・・・ということは開閉もガタガタ。

②購入前に長い期間お試しで使えない。

③選ぶシザーが限られるため、新潟市まで行き、展示会等で手に合ったものを選んで購入されている。

今回、当店シザーにご興味を持たれた方々に貸し出したので思う存分ご使用して頂ければ幸いです。(最長2週間)

さて、表記にあります「研ぎ」についてですが・・・。

どこまで研ぎの飛び込み営業の評判を下げるのかと思うくらいのシザーがありました。(飛込営業のお兄ちゃんに出したシザーだそうです・・・。)

今回の研ぎ営業で驚いたシザー状態

-櫛刃の表を思いっきりグラインダで削られているシザー。

なぜ櫛をいじるのか・・・それは棒刃を攻めすぎてきれなくなったから。

-棒刃の幅を無意味に3分の1削られたシザー。(ディーラーさん経由)

-シザーがビニール袋に分解状態で入れてあった。(研ぎに失敗したとそのまま返す無責任な研ぎ師の存在)

-櫛を削って溝がなくなるセニング。

溝が無くなってフラット状態に

上記の状況でこれらのシザーを含め多くのシザー研ぎ依頼を受けました。(研ぐ機会を下さったお客様、大変ありがとうございます。)

飛込営業の研ぎ師でも安心、信頼して頂けるように責任を持って全身全霊で修理いたしますね。

研ぎ

実はいうと「研ぎ」はシザーを1から作る物ではない為、自社のシザー造りをするより大変で責任のある事です。

私たちはお客様が愛用しているシザーの使用感を変えてはいけない、ましてや、壊してはいけないという緊張感の中でいつも研いでいます。(ビビりはしませんが、慎重かつ丁寧に施します。)

また、シザーメーカー、種類によって作り方も違います。

従って本来研ぎ師はどのメーカーの職人よりシザーの構造を理解しなくてはいけません。

幸い、当店はシザーに関する知識を熟知した職人、スタッフがおりますので安心してご依頼下さい。 (当店の「研ぎ」は完了まで10工程以上あります。)

各メーカーの研ぎ実績はこちら

「研ぎはディーラーさんに出せば安心」という時代ではありません。早く多くの理美容師さん達に気づいてほしいです。

知らない間に、そのシザー・・・壊されていますよ。

まだまだ、当店サービスは世間に認知されていません。

営業活動に勤します。

宜しくお願い致します。